みずとはなんじゃ?
最近急に寒さが増してきて、関東でも雪予報がちらつく今日この頃。(昨日は春みたいに暖かかったけど!)
自宅近くの田んぼの用水路の水も、朝見に行くとカチコチに氷ついています。
息子の通う園の遊び場にも氷が張り、子どもたちの格好のあそび道具となっている模様。
そんな子どもたちから、「水ってどうやったら氷になるの?」と聞こえてくることも。
そんな水の不思議について描かれている絵本があります。
かこさとしさん作、鈴木まもるさん絵の「みずとはなんじゃ?」。
この作品は、児童文学作家であるかこさとしさんの生前最後に描かれた作品で、何年も温めてやっと書き起こされたものだそうです。
水の特性や特徴について描かれていて、後半になるにつれて少し専門的な内容もあり、読み始めた当初は4歳の息子にはちょっと難しいかな?とも思いました。けれどもらそこは絵本の絵が楽しませてくれたり、色々なたとえを用いて表現されていたりするので、息子もこれまで何度も「読んで!」とリピートしています。
つい先日、「もしもみずがなかったらどうなるのかなぁ」なんて質問が息子の口からでてきたので、一緒に考えてみることにしました。
「みずがないと…手が洗えない!」
「お風呂に入れない」
から始まり、
「ごはんが炊けない」
「お茶が飲めない」
「お味噌汁が飲めない」
「シチューが食べれない」
「パンが作れない」
と、後半は食べ物のことばかり(笑)
長男は最近台所で夕飯の準備を手伝ってくれたり、パン作りを一緒にやるようになったりしてるので、お米やパンも水がないと作れないことを日常の中で自然と学んでいたのだなぁ、と絵本を通してわたし自身が気づかされるきっかけにもなりました。
そしてさいごには
息子「みずがないと人も動物も生きられない!」と。
そうだね〜人も動物も植物も、ほとんど水からできているもんね。
「今当たり前のように水道からきれいな水が出てきてるけど、こうやって綺麗なお水を使えないところもあるんだよ。」
「雨がまったく降らないと、水が使えないこともあるんだよ。」
と、環境問題にも目を向けつつ親子で色々なことを考え会話をするきっかけになる絵本だなぁと感じます。
わたしたちの日常には欠かせない水。
ぜひお子さんと一緒に読んでみてくださいね。