leppca aika’s diary

leppca aika(レプッカアイカ)〜フィンランドの言葉で「穏やかな時間」〜 絵本で紡ぐ穏やかな親子時間について綴っていきたいと思います。

あかちゃんにも絵本

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次男、あっという間に3ヵ月半。

あれよあれよと首が座り、足の力も強くなり、あかちゃんの成長の目まぐるしさについていけていない母です…

 

次男を育てていると、「これくらいの月齢だと、どうなるんだっけ?」と、わたしの場合は比較対象が長男になるのですが、長男のあかちゃんだった頃の写真を見返していると、生後7ヵ月くらいで絵本を持ってお座りしている写真を発見。そういえば、長男に初めて買った絵本は今やあかちゃん絵本の王道ともいえる「いないいないばあ」でしたが、いつ頃から読み聞かせていたかははっきり覚えておらず…。

 

絵本講座を受けて、あかちゃんの早い時期から読み聞かせをしてあげるとよいことを知り、次男は生まれてすぐ読み聞かせをしてあげるようにしました。

 

あかちゃん絵本って、単純なことばの繰り返しが多かったりしますが、その繰り返しがあかちゃんにとってここちよかったりするようです。その他にもあかちゃんが反応する色々なしかけが秘められている、ということを講座で知ることになるのですが、ある時次男に絵本を読んでいて気づいたことが。

 

まだ生まれて間もない生後0ヵ月のある日。読み聞かせしている時の次男の表情が見たいが為に、「いないいないばあ」を紙芝居のように持って読んでいました。

 

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すると、ページをめくるたびに次男の視線がゆーっくりと、右、左、と動くのです。

なんだろう?と思って絵本を見返してみると、ページをめくるごとにイラストが右、左、と移動しているのです。

そう、次男は自然と絵が描かれているページに視線を向けていました。

もう片方のページには字が書いてあるのですが、あかちゃんの視線の先にあるものは常に「絵」だったのです。

 

ふしぎだなぁ。絵の形や色に惹かれるのでしょうか。ページをめくるたびにイラストを左右に動かしているのも絵本作家さんによる工夫だそうで。今まで長男の為に何十回も読み聞かせをしてきた絵本だったはずなのに、今まで全く気づきもしなかったこと。

 

あかちゃん絵本の奥深さよ…そして何よりもあかちゃんを喜ばせたり、あかちゃんの発達をうながす為に様々な工夫を凝らしている絵本作家さんの熱意に感動さへ覚えるのでした。

 

3ヵ月を過ぎると首も座り、色々な対象に興味を示して自分で首を動かして全体を見るように。それでからか、今同じ絵本を読み聞かせすると、絵本全体を見ているような感じで、あの時みた左右にゆーっくり視線を動かす動作は見られなくなりました。

まだこの世に生まれてきたばかりの頃で、自分で首すら動かせない時に、絵本の絵を一生懸命目で追っていたのだなぁと。

 

あの時の感動の瞬間をこの1、2ヵ月でもう見られなくなってしまうなんて。確かに長男を育てていた時も、可愛いなぁと思って見ていた仕草や口癖も、いつの間にかしなくなっていて「あ〜あの時に戻りたい…」と寂しさを覚え、「あれ、動画に納めておけばよかったなぁ」と後悔することも何度もあったなぁ。

 

それくらい子どもの成長や変化というものはあっという間で、知らず知らずに訪れてきていて。だからこそ、忙しい中でも、子どもとの「今」を大切に過ごしていきたいものです。

 

そして絵本は、成長が著しい子どもとの大切な「今」に気づかせてくれる、素敵な相棒であることを日々実感しています。

 

ぜひ、あかちゃんにも絵本、たくさん読んであげてくださいね。