leppca aika’s diary

leppca aika(レプッカアイカ)〜フィンランドの言葉で「穏やかな時間」〜 絵本で紡ぐ穏やかな親子時間について綴っていきたいと思います。

あかちゃんとえほん

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あと1週間で8か月を迎える次男。

 

ずり這いも始まり「いつの間にそんなところに⁈」と親を驚かすことも増えてきました。

色々な物にも興味を持つようになり、なめたり叩いたりちぎったり、何だか楽しそうです^^

 

ただ、うつ伏せしておもちゃで遊んでご機嫌な時はありながらも、抱っこをしないと寝てくれない問題が…

抱っこでねんね中はわたし自身家事もできず、抱っこしながら座って本を読むことぐらいしかできず。

そういえば長男の時もおんなじだったなぁ。

 

抱っこやおんぶが続くと首や肩にのしかかってくるあの重たい感じがやはり辛い…

夜間の授乳による寝不足が続くとさらに辛い…

 

そんな中、えほんが助っ人になってくれることもあるのです。

 

例えば仰向けでわんわん泣いてる時。

「あぁ、今ちょっと抱っこつらいなぁ」

と思ったら、わたしも一緒に仰向けにゴロンっと寝て絵本を一緒に読むのです。

 

こんな感じに。

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次男は絵本を見るだけで泣きやみ、読み聞かせしている間はにこにこ笑うことも☺︎

 

 

ただ、読み終えてパタンっと絵本を閉じると…

 

「わーん😫」

 

とまた泣き始めます 笑

 

 

でも、絵本を読んでいる間の数分の時間でも一緒にごろんっとできるだけでも大分違います。

「あぁ、また泣いてる…」と落ちていた気持ちも、読み聞かせ中に見せてくれるかわいい笑顔で帳消しになることもしばしば。

 

 

そんな最近の次男のお気に入りはこれ。

 

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林明子さん作の、「おててがでたよ」。

 

やっぱり赤ちゃんは赤ちゃんに惹かれるのだろうか。いや、でもまだ自分のことを赤ちゃんだという認識はないはず。

 

とにもかくにも、この絵本を読むと毎回にこにこっと笑顔を見せてくれるのです。

 

特に、「ばぁー」と、お洋服からお顔が出てくるページで「きゃきゃっ」と喜ぶ姿がなんともかわいい。

 

だからこの絵本はほぼ毎日読み聞かせに登場してきます。その反応を見たいがために笑

 

長男に読み聞かせする時は、読む絵本は本人が選ぶことが多いのですが、赤ちゃんだとまだ自分で選ぶのは難しいと思うので、「今日は(わたしが)これを読みたい気分」という感じでセレクトする時もあります。

 

これからまた成長して、自分でえほんを選ぶようになったらどんなえほんを持ってくるのかなぁと想像するだけでワクワクします。

 

でもまだまだ赤ちゃんの今だから楽しめる、赤ちゃんとえほんの時間を、これからも楽しみたいと思います^^

 

みずとはなんじゃ?

最近急に寒さが増してきて、関東でも雪予報がちらつく今日この頃。(昨日は春みたいに暖かかったけど!)

 

自宅近くの田んぼの用水路の水も、朝見に行くとカチコチに氷ついています。

息子の通う園の遊び場にも氷が張り、子どもたちの格好のあそび道具となっている模様。

 

そんな子どもたちから、「水ってどうやったら氷になるの?」と聞こえてくることも。

 

そんな水の不思議について描かれている絵本があります。

 

かこさとしさん作、鈴木まもるさん絵の「みずとはなんじゃ?」。

 

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この作品は、児童文学作家であるかこさとしさんの生前最後に描かれた作品で、何年も温めてやっと書き起こされたものだそうです。

 

水の特性や特徴について描かれていて、後半になるにつれて少し専門的な内容もあり、読み始めた当初は4歳の息子にはちょっと難しいかな?とも思いました。けれどもらそこは絵本の絵が楽しませてくれたり、色々なたとえを用いて表現されていたりするので、息子もこれまで何度も「読んで!」とリピートしています。

 

つい先日、「もしもみずがなかったらどうなるのかなぁ」なんて質問が息子の口からでてきたので、一緒に考えてみることにしました。

 

「みずがないと…手が洗えない!」

「お風呂に入れない」

から始まり、

 

「ごはんが炊けない」

「お茶が飲めない」

「お味噌汁が飲めない」

「シチューが食べれない」

「パンが作れない」

 

と、後半は食べ物のことばかり(笑)

 

長男は最近台所で夕飯の準備を手伝ってくれたり、パン作りを一緒にやるようになったりしてるので、お米やパンも水がないと作れないことを日常の中で自然と学んでいたのだなぁ、と絵本を通してわたし自身が気づかされるきっかけにもなりました。

 

 

そしてさいごには

 

 

息子「みずがないと人も動物も生きられない!」と。

 

 

そうだね〜人も動物も植物も、ほとんど水からできているもんね。

 

「今当たり前のように水道からきれいな水が出てきてるけど、こうやって綺麗なお水を使えないところもあるんだよ。」

「雨がまったく降らないと、水が使えないこともあるんだよ。」

 

と、環境問題にも目を向けつつ親子で色々なことを考え会話をするきっかけになる絵本だなぁと感じます。

 

わたしたちの日常には欠かせない水。

 

ぜひお子さんと一緒に読んでみてくださいね。

 

 

 

あかちゃんにも絵本

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次男、あっという間に3ヵ月半。

あれよあれよと首が座り、足の力も強くなり、あかちゃんの成長の目まぐるしさについていけていない母です…

 

次男を育てていると、「これくらいの月齢だと、どうなるんだっけ?」と、わたしの場合は比較対象が長男になるのですが、長男のあかちゃんだった頃の写真を見返していると、生後7ヵ月くらいで絵本を持ってお座りしている写真を発見。そういえば、長男に初めて買った絵本は今やあかちゃん絵本の王道ともいえる「いないいないばあ」でしたが、いつ頃から読み聞かせていたかははっきり覚えておらず…。

 

絵本講座を受けて、あかちゃんの早い時期から読み聞かせをしてあげるとよいことを知り、次男は生まれてすぐ読み聞かせをしてあげるようにしました。

 

あかちゃん絵本って、単純なことばの繰り返しが多かったりしますが、その繰り返しがあかちゃんにとってここちよかったりするようです。その他にもあかちゃんが反応する色々なしかけが秘められている、ということを講座で知ることになるのですが、ある時次男に絵本を読んでいて気づいたことが。

 

まだ生まれて間もない生後0ヵ月のある日。読み聞かせしている時の次男の表情が見たいが為に、「いないいないばあ」を紙芝居のように持って読んでいました。

 

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すると、ページをめくるたびに次男の視線がゆーっくりと、右、左、と動くのです。

なんだろう?と思って絵本を見返してみると、ページをめくるごとにイラストが右、左、と移動しているのです。

そう、次男は自然と絵が描かれているページに視線を向けていました。

もう片方のページには字が書いてあるのですが、あかちゃんの視線の先にあるものは常に「絵」だったのです。

 

ふしぎだなぁ。絵の形や色に惹かれるのでしょうか。ページをめくるたびにイラストを左右に動かしているのも絵本作家さんによる工夫だそうで。今まで長男の為に何十回も読み聞かせをしてきた絵本だったはずなのに、今まで全く気づきもしなかったこと。

 

あかちゃん絵本の奥深さよ…そして何よりもあかちゃんを喜ばせたり、あかちゃんの発達をうながす為に様々な工夫を凝らしている絵本作家さんの熱意に感動さへ覚えるのでした。

 

3ヵ月を過ぎると首も座り、色々な対象に興味を示して自分で首を動かして全体を見るように。それでからか、今同じ絵本を読み聞かせすると、絵本全体を見ているような感じで、あの時みた左右にゆーっくり視線を動かす動作は見られなくなりました。

まだこの世に生まれてきたばかりの頃で、自分で首すら動かせない時に、絵本の絵を一生懸命目で追っていたのだなぁと。

 

あの時の感動の瞬間をこの1、2ヵ月でもう見られなくなってしまうなんて。確かに長男を育てていた時も、可愛いなぁと思って見ていた仕草や口癖も、いつの間にかしなくなっていて「あ〜あの時に戻りたい…」と寂しさを覚え、「あれ、動画に納めておけばよかったなぁ」と後悔することも何度もあったなぁ。

 

それくらい子どもの成長や変化というものはあっという間で、知らず知らずに訪れてきていて。だからこそ、忙しい中でも、子どもとの「今」を大切に過ごしていきたいものです。

 

そして絵本は、成長が著しい子どもとの大切な「今」に気づかせてくれる、素敵な相棒であることを日々実感しています。

 

ぜひ、あかちゃんにも絵本、たくさん読んであげてくださいね。

おにいちゃんの読み聞かせ

前回の投稿から早2ヶ月…

次男が7月末に産まれて明日で2ヵ月。

そう、出産後から中々ブログを書くことができないでいました💦

 

それくらい、赤ちゃんとの生活は中々ハードなもの。

 

そんな中でも、絵本が身近にあるだけで、こころ癒される時間や、くすっと笑える時間をもらえていることを日々実感しています。

 

今日は、絵本を通して、長男が「おにいちゃんになった」ことを感じることができたエピソードについて。それは、赤ちゃんが退院してきた日。

 

保育園から帰ってきた長男は、退院してきた赤ちゃんを見るなり喜んで、「○○にいちゃんが赤ちゃんに絵本読んであげる!」とはりきって絵本の読み聞かせを始めました。

 

長男の通う保育園では、クラスメイトに向けて絵本の読み聞かせをする機会があるためからか、ちゃんと赤ちゃんが絵を見ることができるように絵本を持って読んでいるところにまず感動。

 

そしてちゃんと「だるまさんシリーズ」や「くっついた」などの赤ちゃん絵本をチョイスして読んでいる。おにいちゃん、さすが!

 

次男はおにいちゃんの読む絵本の方を見て手足をばたばたさせたりと、喜んでいるように見えることも。

 

退院当日に、こんなほのぼのした兄弟の様子を見ることができて、何にも勝る退院祝いとなりました☺︎

そして、最近までまだまだ小さくてかわいいなぁと思っていた長男が、急に大きく、頼もしい存在に見えた瞬間でもありました。

 

絵本が繋いでくれる兄弟の絆、これからどんな風になっていくのかがたのしみだなぁ。

 

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おへそのあな

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第2子の妊娠がわかったとき。

 

当時3歳の息子にどうやって伝えていこう、と考えた時に、「そうだ、絵本の力を借りよう」と思い、赤ちゃんにまつわる絵本を数冊買い足しました。

 

まずは直接息子に「ママのお腹のなかに赤ちゃんがいるんだよ」と伝えて、息子はどんな風に想像を巡らせるのだろうかと思いながら過ごしていると、少し膨らんできたお腹をみて「赤ちゃんお腹の中で歩いてる?」「赤ちゃんご飯食べてるの?」と聞いてくる息子。

 

息子が色々なイメージを膨らませている中で、そろそろ絵本を読んでみようかなぁと思い読み始めたのが「おへそのあな」。

 

お母さんのお腹のなかに逆さまに入っている赤ちゃんが、お母さんのおへその穴から逆さまな外の世界を観察している、という描写がとてもユニークで、息子も「え、こうやって入ってるの?」と自分が逆さまになろうとするのが面白おかしかったり^^

 

時々「赤ちゃんおへそのあなから見てるかなぁ」と赤ちゃんの様子を気にしたり、お腹を優しくなでてくれたりするようにもなりました。

 

 

さらにあった変化としては、保育園で息子が描くゆるキャラのような大小様々な顔の絵の中に、赤ちゃんが登場するようになったこと。

大小4つのものがあると、「これはパパ、これはママ、これは〇〇くん(自分)、これはあかちゃん」と、まだ生まれてきていない赤ちゃんの存在をもう家族の一員としてしっかり認識していました。

 

寝る前の絵本の読み聞かせでは、自ら赤ちゃんが登場する絵本を選ぶようになり、少しずつ息子の中でも赤ちゃんを受け入れる準備をしているのだろうなぁと感じながら、家族みんなで赤ちゃんを迎え入れることができました。

 

絵本は、こどもがイメージした世界をより大きく膨らませてくれると感じます。

 

今のところ赤ちゃん返りのような行動は見せていないけれど、これからどんな反応を見せてくれるのか。それも今からの楽しみだったりしています^^

 

 

パパの読み聞かせ

毎日の絵本の読み聞かせが習慣となってしばらくした頃、思いがけない収穫?がありました。

 

それは、夫が読み聞かせをしてくれるようになったこと。

 

夫にも読み聞かせをして欲しいとかそういう願望はあまりなかったけれども、わたしが妊娠した頃の初期のつわりがひどく、絵本の読み聞かせすらできなくて、息子に申し訳ないな…と思っていた時。なんとパパが代わりに読むようになってくれました。息子も何だかうれしそう^^

 

はじめは「2冊だけね」と言っていたけど、わたしが早々に寝てしまい朝起きて見ると、枕元に5、6冊絵本が積み上がったりしている時もあり。

 

息子もきっと夢中になって次はこれ、次はこれって絵本を持ってきたのだろうなぁと想像すると同時に、仕事があって疲れている中読み聞かせも頑張ってしてくれたんだな‥と朝から涙することもしばしば。(妊娠中はいつも以上に涙腺が緩んでしまう💦)

 

ただ、パパにはできるだけ読みたくない絵本があることが発覚し…

 

傾向としては「文字が多くてストーリーの長い本」「愛がテーマの本」など。それらを息子が持ってくると、「う〜んと、パパはこれが読みたいな」とすかさず別の絵本とトレード👀

 

そんなパパの嗜好を息子もわかってきたようで、最近はもっぱら乗り物系の絵本を差し出したり、「これ短いから」と言いながら選ぶようになったりしていて、息子のそんな気づかいが微笑ましくもあり…笑

 

こちらとしては読んでくれるだけでもありがたいし、パパの読まない本はわたしが読めばいいことなのでまあいいのだけど、そんな2人のやりとりに笑えてしまうのでした。

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”絵本”がくれたもの

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「ちびゴリラのちびちび」ちびちびの誕生と成長を見守る周りの存在の温かさを感じられる絵本


今日、4歳の誕生日を迎えた息子。

とっても慎重派で新しいことに取り組む時は大体遠目から観察してから、時間をかけて歩み寄っていくタイプ。そんな息子もこの1年で大きな成長を見せてくれました。

 

私が子供を産む前、長野に旅した際に出会った「自然保育」の世界。その世界観に魅せられて、ぜひこの環境で子供を育てたい!という思いを胸に、様々な園を探し続け、今通っている保育園にたどり着きました。息子の慎重なところ含め息子の個性をとてもよく理解し大事にしてくれる先生方や、息子と気の合う仲間たちにも出会えました。

 

そしてもう一つ、この1年で息子の成長を支え、後押ししてくれたのが”絵本” の存在。息子と過ごす日常に絵本が仲間入りし、日々のたくさんの出来事に彩りが添えられたような、そんな感覚。

写真の絵本は、息子がお話することも歩くこともまだままならない赤ちゃんの時に、夫が息子に初めて選んだ絵本。ちびちびの誕生からお誕生日を迎えるまでに、周りのたくさんの動物たちに見守られ、支えられ、すくすくのびのびと成長する姿に、息子の姿を重ね合わせる。

 

息子に絵本の読み聞かせをする時間がとても楽しく、毎日欠かせない親子の大事な時間、空間となっている。そして、絵本の絵と言葉が紡ぐ世界は心を穏やかにしてくれたり、鼓舞してくれたりする。

そんな風に思えるようになったきっかけは、昨年出逢った絵本講座。息子に絵本の読み聞かせを毎日欠かさずするようになったきっかけをくれ、絵本を通してたくさんの気づきを与えてくれました。絵本は子どもの心を豊かにするだけでなく、一緒に読んでいる親の心も豊かにし、子育てを楽しいと思わせてくれる。そんな絵本の素晴らしさを一人でも多くの人に届けたい!と思い、まずは絵本のある日常についてお伝えする為にブログを書くことにしました。

 

これまでの自粛モードもありお家時間が増えている中で、親子で絵本を楽しむ時間をぜひ日々の生活に取り入れてもらえたら。絵本がわたし達親子にくれた沢山のことを少しでもわかちあえたら。子どもの心を豊かにしてくれる絵本を子育ての助っ人として、育児の相棒として迎え入れてもらえたら。そんな思いでゆるゆる綴っていこうと思います。

 

出産を控える中、頻繁には更新できないかもしれないけれど、自分のペースで、少しでも絵本の良さを届けられたらいいなぁと思います。